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<Author: 王維>
<Title: 輞川閒居贈裴秀才迪>
<Format: 五言律詩>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文有假名>
<style2: 日本現代譯文附假名標注>
<TranslatedTitle: 輞川閒居裴秀才迪に贈る>
<BookPage: 120>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
寒山轉蒼翠，
秋水日潺湲。
倚杖柴門外，
臨風聽暮蟬。
渡頭餘落日，
墟里上孤煙。
復值接輿醉，
狂歌五柳前。
<End Poem>
<Translation>
さむざむとした寂（さび）しい秋（あき）の山（やま）は、秋（あき）が深（ふか）いのにかえってますます緑（みどり）の色（いろ）を濃（こ）くし、秋（あき）の川水（かわみず）は毎日（まいにち）快（こころよ）い響（ひび）きをたてて流（なが）れている。杖（つえ）によりかかってわが隠者風（いんじゃふう）の住居（じゅうきょ）の粗末（そまつ）な門（もん）の外（そと）に立（た）ち、風（かぜ）に吹（ふ）かれながら夕暮（ゆうぐ）に鳴（な）くせみの声（こえ）に耳（みみ）を傾（かた）ける。

渡（わた）し場（ば）のほとりは、沈（しず）む夕日（ゆうひ）の余光（よこう）に照（て）らされ、静（しず）かな村里（むらざと）には、ひとすじの炊事（すいじ）の煙（けむり）が立（た）ち上（あ）っている。そこでまたもや大昔（おおむかし）の隠者（いんじゃ）接輿（せつよ）にも似（に）た裴迪（はいてき）が、五柳先生（ごりゅうせんせい）の陶淵明（とうえんめい）の住居（じゅうきょ）にもたとうべきわが家（いえ）の前（まえ）で、酒（さけ）に酔（よ）って狂（くる）った歌（うた）をうたうのに出会（であ）ったことだ。
<End Translation>